2020年8月 6日 (木)

外径 5 mm のパイプ発見(マイク用パイプに最適?)

 これまで(コネクタのカバーが 6 mm のマイクケーブルに対応しているので)6 mm のアルミパイプを標準に使っていました。
 ところが、6 mm のアルミパイプを使うとコネクタのカバーがしっかり締まらず、1-2 mm 隙間が空きますので、中のスリーブを 2 mm 程度カットして使っていました。
20200806_pipe  先日ホームセンターへ行ったら外径 5 mm のパイプを見つけました。これならスリーブをカットせずにそのままキャノンコネクタが使えそうです。内径 3 mm だと3線のツイスト線も通ります( 1.5 m の竿マイクで外径 4 mm/内径 3 mmのパイプで実績があります)。
 
 マイクカプセルを保持するところは内径 6 mm より大きい必要があるので(売っているパイプの種類から 内径 7 mm か、あるいは 6 mm の内径を削ることになります)、外径 5 mm から内径 7 mm までつなぐ必要があります。
 ホームセンターには外径 7 mm/内径 5 mm のアルミパイプのケースはありますが現物がありません。
 他のホームセンターを探し回るか、納入されるのを待つか、無ければ 0.5 mm 厚の真鍮のパイプで繋いで使うことになります。
 
   8 mm/7 mm(真鍮) ⇒ 7 mm/5 mm(アルミ)⇒

     ⇒ 5 mm/3 mm(アルミ) ⇒コネクタ(7 mm/5 mm のアルミパイプがあった場合)
    
   8 mm/7 mm(真鍮) ⇒ 7 mm/6 mm(真鍮) ⇒ 6 mm/5 mm(真鍮)⇒

     ⇒ 5 mm/3 mm(アルミ) ⇒コネクタ(真鍮のパイプで繋ぐ場合)
    
 これがうまくいったら 1.5 m の竿マイク、外径 5 mm 内径 3 mm のパイプに変更しようと思います(パイプの強度がなくてフニャフニャなので)。

2020年8月 3日 (月)

またまたマイクの製作(その4)

 パイプに熱収縮チューブを着け、マイクを取り付けます。マイクは LAN ケーブルをバラして取った4組のツイストペア線から3本より線を作っ20200802_ て、パイプを通してプリント基板との間を接続します。
 直径 6 mm のパイプを使うと、キャノンコネクタをしっかり締め付けられません。スリーブを 2-3 mm 削り(短くして)しっかり締め付けられるようにします。

 カバーとスリーブはプラスチックなので、ノイズに弱いです。そこで、スリーブにアルミ箔(多分。LAN ケーブルをバラしたときに巻き付けてあった物を流用しています)を巻き付け、アルミパイプと接触するように工夫します。

20200802__1 20200802__2  熱収縮チューブとパイプの隙間にコネクタのシールドと繋いだ銅線を挟み、コネクタのスリーブで押さえつけるようにします。
 アルミパイプはキャノンコネクタのシールドと導通を取れるようにします。
 
20200802__3 20200802__4  これで完成。WM-61A オリジナルのマイクのできあがり、です。

2020年8月 2日 (日)

またまたマイクの製作(その3)

 ということで、ソース抵抗を 1 kΩにして感度測定してみました。
 1.5 k ⇒ 1 k でゲインが -21.5 dB ⇒ -18.0 dB に変わりました。
 
   2SK2145(基準) : 0.0 dB
   2SK880 (Rs:1.5k): -21.5 dB
   2SK880 (Rs:1k) : -18.0 dB
 
 ソース抵抗を入れると、ソース抵抗を入れないときに比べてゲインが 1/(1+gm・r) 倍になるので、-21.5 dB、1.5 k から gm = 7.26 mS となります( 2SK2145 と 2SK880 の gm が同じとして)。
 1 k のときは、1/(1+7.26×1) = -18.3 dB となり、まぁ大体計算通りです。
 
2sk880_v2  これに感度が低めの WM-61A オリジナルを取り付けて組み上げました。
 電圧は図の緑色で記載しています。マイクカプセルの Idss が大きめなのでカプセル内部の FET にかかる電圧が 4 V くらいと小さくなっています。ソースフォロアの抵抗 22 kΩは 20 kΩでも良かったですね。

2020年8月 1日 (土)

マイクアンプ基板による感度差

 エビさんがマイクアンプの基板を作ってくださったお蔭で、マイクを沢山作れるようになりましたが、いろんなバージョンがあるので、アンプによるゲイン差を調べてみました。
 比較したのは、2SK2145 採用回路、2SK879 + 750 Ω(ソース抵抗)、2SK880 + 1.5 kΩ(ソース抵抗)の3種類で、1個のマイクカプセルを着け換えて、感度測定をします。結果は以下の通り。
 
   2SK2145 : 0.0 dB(基準)
   2SK879 : -20.0 dB
   2SK880 : -21.5 dB
 
 2SK879 と同じ感度にしようとすると、2SK880 のソース抵抗 1.5 k はやはり少し大きすぎました。1.2 k で良かったようです。
 まぁ無理に感度を同じにする必要は無いんですけれどね、マイクカプセルの感度もばらついていますし。
 で、現状の組み上がった手持ちの棒状マイクの感度差は以下のとおりになります。
 
   2SK2145 :            0 dB
   2SK879 :     -13 dB
   2SK879 + 750 : -20 dB
   2SA1586 :         -17 dB
   2SK880 + 1.5 k (予定)
   
20200801_mic_set  写真は上のリストの順番に並んでいます。

 2SK880 の基板はソース抵抗を 1 k に変更して、感度の悪いマイクを使って作ることにしましょう。

またまたマイクの製作(その2)

 2sk880_v1  抵抗が届きました。±0.5%、25 ppm/℃

 差動部分のソース抵抗をいくらにしようか迷ったのですが、1.5 k にしました。回路は図の通りです。事前の見積もりでは 1.2 k だったのですが....。
 
 半田付けを始めて、「あれ、抵抗の番号と抵抗値がなんか変だな?」と思ってよく見たら基板を間違えていたりして....情けない。
 とりあえず、無事半田付けを終了しました。
 各部の電圧も図に記入してあります。

2sk880 マイクカプセルを受けるソース抵抗は 22 k にしました。22 k に 8.9 V、内部のFETに 5.5 V、カスコードの 2SK880 に 6 V、とまぁまぁ希望の値になっています。が、やはり 20 k にして2SK880 の電圧をもう少し大きくした方が良かったかな。.......どっちにしても大差ないんですけれどね。

2020年7月31日 (金)

WM-61Aの感度測定

Photo_20200801001201  今は亡き Panasonic のエレクトレットコンデンサーマイク、WM-61Aでマイクをいっぱい作ったのですが、殆どが2端子改造のものです。
 これまでの経験から3端子の方が良さそうなので、3端子に改造、ついでに特性を揃えるために感度測定をすることにしました。

 すぐばらせるヤツをバラして3端子に改造、接着剤で固めていつもの感度測定をしてみました。
 接着剤で固めるとオリジナルかモドキかわからなくなるので、リード線の色で区別できるように、モドキは赤/白/黒、オリジナルは赤/黄/青、にしました。

Wm61a__2 とりあえず測定した10個の結果が左の表。相対ゲインと電流値ですが、相対ゲインは上(プラス)ほど感度高い(良い)、電流値はmA です(マイク内部のFETの D-S にかかる電圧は 5 V くらいですが、そこは測定していません)。
 これをモドキの電流、ゲインと比べた表ではオリジナルの方がかなりばらつきが大きいです。オリジナルにはやたらゲインの高いものがありますが1個では使いにくいです。(測定器用かな?)
 これはペア取りが大変。できれば3個組にしたいのですが難しいかな。ソース抵抗でゲインを調整する方法も無いでは無いですが.....、一寸悩みます。他のWM-61A使用マイクもバラすかな....。


2020年7月30日 (木)

またまたマイク製作(準備)

 秋月の半導体部品のリストを見ていたら、2SK880 というのを見つけました。確か以前は無かったと思います(エビさんからマイクアンプ基板をいただいたときに一応秋月のチップFETは全部チェックしたと思うので...)。
2sk880_datasheet
 最初に使ったのは、2SK879 は 2SK30 と同等、デュアルFETの 2SK2145 は 2SK117 と同等です。2SK880 は 2SK117 / 2SK2145 と同等とのことで、gm が大きめです。
 マイクカプセルから信号を受ける差動アンプの電流は約 1.5 mA、片側 0.75 mA くらいなので、データシートによると gm は 2SK879 の 1.5 強に比べ 2SK880 は 10 弱と読み取れ、5-6倍大きいと思われます。
 今作っているマイクは感度が良いので、gm の大きいFETでゲインを稼ぐ必要はないのですが、カスコードのFETは gm が大きい方が良かろう(多分)、素子の違いはわかるだろうか気になる、と言うことで 2SK880 で作ってみることにします。
 差動部分のゲイン調整のためにソース抵抗として 1k から 1.5k くらいが必要と思われますので、まずはチップ抵抗の購入からです。
Gm

2020年7月29日 (水)

久々の録音

 流行病のお蔭ですっかり録音ができなくなっていましたが、聴衆無しの録音のお誘いを受けました。
S_dscn4719 7月27日月曜日夕刻6時から、ソプラノの坂本久美さんと伴奏の白鳥さん。

 二俣川サンハートの音楽ホールで、昔の会社の仲間が度々コンサートを開いているところです。
 久しぶり、が言い訳にはならないのですが、いろいろ忘れ物をしてしまい、その上パソコンの設定を忘れていて、1系統は録音失敗しました。
 前から2列目の客席に高いスタンドを立てた高さ3m辺りでの録音(下の写真にマイクが見えます)、バウンダリーマイク、ピアノの前と歌手の右前(上の写真にかろうじて写っています)の3系統ですが、バウンダリーを失敗しました。

S_dscn4728  客席が空のためか残響が非常に多く、客席のマイクは好みではありません。歌手とピアノを個別に捉えるマイクは音は良いのですが、音場が微妙です。
 
 やはり、音源の近くにマイク設置(小編成の録音が多いので)が基本ですね、私の場合。

2020年7月20日 (月)

久しぶりのコンサート

20200719_shimizu_20200730063501  流行病(はやりやまい)のお蔭で録音もコンサートも延期/中止の連発ですが、ようやく予約していたコンサートが延期されながらも開かれました。みなとみらいホールまで出かけて清水和音の”ほぼショパン”コンサート、1曲だけ現代曲が入っています。
 市松模様の席の配置ですが、実際に入っていたのは1/5くらいかなぁ、人が少なくてものすごく寒い上に音が吸収されないのでぼやーっとした感じ。演奏も今ひとつだったかなぁ、いや、こちらが集中できなかっただけかも知れない。

 正面にパイプオルガンがあり、パイプが並んでいるのだけれど、パイプの数を数えたら72本しか見えない。通常手鍵盤は5オクターブ、ストップによって1オクターブ高い音を繋ぐこともできるので多いのは良いのだが、5オクターブなら12×5+1=61,1オクターブ上に伸ばしたら+12で73本になるはずなのだが.......。
 と書いたところで、気がつきました。これ、32フィートが基準なんですね。足鍵盤は32フィートだけど手鍵盤は8フィートが基準、ストップによって4フィート、ひょっとしたら2フィートが選べるかも知れない。そうすると、手鍵盤8フィートで5オクターブ、4フィートと2フィー align="left"トを考慮して7オクターブ、足鍵盤は32フィート基準として手鍵盤より下に2オクターブ、計9オクターブ分あると推定されます。トータル109本、見えているのが72本ですから、裏にもっと短い同じようなパイプが37本は隠れていることになります。う~~ん、なんとなく納得。
20200719_131627 これからパイプオルガンのあるところは気をつけて見てみましょう。

 帰りがけに、映画を見てきました。ジブリをやっているので、丁度良い時間にやっていたナウシカ。久しぶりに大画面で見ました。ウイルスが蔓延する、じゃなくて瘴気 を発する菌類の森に覆われた世界の話で、なんだか今の世界とダブる。緩むところが無くて楽しめますね。
 エンドロールがすっきりしていて気持ち良い。最近の映画、もっとエンドロールすっきりできないかなぁ。
 

 

2020年4月23日 (木)

4月4日は調律の日

 古い話ですが....。(古いブログにアクセスできずタイミングを外してしまいました。)
 朝、車を動かそうとすると『今日は何の日』というのがナビから流れてきます。
 4月4日は『調律の日』だと言うのです。April の頭文字が"A"で 440 Hz だから、という理由のようです。
 でも今は 442 Hz が主流だし、それだったら 4月15日は『古典調律の日』(A=415 Hz だから)が良いように思うのですが、そうはなっていないようです。
 古典調律ってマイナーだからなぁ。......395 Hz だ、とか言う人も出てくるだろうしなぁ。

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