2020年9月10日 (木)

録音マイク位置の評価

 9月5日の録音でCDを作製し、演奏者に評価していただきました。
 スタンドマイクの録音は上品だが、響きや各パートが独立してよく聞えるのはバウンダリーマイクの方、とうことで、バウンダリーマイクの方でCDを作製することにしました。
 結構高い位置にマイクを設定したと思ったのですが、それでも床の反射音が(すく)ないバウンダリーの方が良いようです。

 早速12枚作製し、送付しました。コンサートからCD発送まで5日(ケース作製は入っていないけれど)、これまでの最短かな。

2020年9月 7日 (月)

チェンバロの調整

 コンサートにチェンバロを貸し出すと、帰ってきた後調整が必要です。
20200905_cembalo  というのは、大体平均律の A = 442 Hz で使うことが多いので。我が家では A = 415 Hz にしているので鍵盤をずらす必要があります。

 鍵盤をずらすには、ジャックを全て持ち上げて、鍵盤のブロックを引っこ抜いて半音分鍵盤をずらします。隙間は(普通は)スペーサーとなるブロックを嵌め込むのですが、私は高い方に狭めの鍵盤を挟み込んでいます。これがないとジャックが落っこちちゃうので(ジャックを外しておくと無くしそうなので)座布団代わりに使っています。一応音は出せますが、f まで使う曲は殆ど無いので意味ないんですけれどね。WTCも使っても d くらいです。
 さて、これから古典調律に調律のし直しです。

2020年9月 6日 (日)

コンサートの録音(9月5日)

 二俣川のサンハート音楽ホールでの録音です。先日音大生のソプラノの録音をしましたが、今回は内輪のコンサート。
20200905_xcc_1
 ホールは定員103人ですが、聴衆は知人だけで20人程度。
 我が家のチェンバロも参加するので、楽器の運送、マイクの設置など結構大変です(撤収はもっと大変。ケーブルの処理が面倒くさいです、最近慣れてきたけれど)。
 写真のようにステージの真ん前に高さ 2 m の竿マイクと、バウンダリーマイクを配置しました。これが標準になりそうです。
 もう一組ホールの後ろで録音しようと思ったのですが、スタンドを忘れて録音できませんでした。

20200905_xcc_2  リハーサルの時に大体ピークレベルを確認して、それより 10 dB 余裕を持ってレベル設定しました。結果は 4.7 dB、5.8 dB の余裕で、まぁまぁかな。

2020年8月23日 (日)

久しぶりの(観客入り)録音

 『清水友美ピアノリサイタル 山田耕筰のピアノ音楽の世界 Vol.2』、ハスキーズ・ギャラリー(茅ヶ崎駅前)で。
20200822_  山田耕筰の初期のピアノ曲4曲と現代作曲家4人の作品。山田耕筰以外の作曲者が全員来場。
 40人で一杯のホールなので20人限定。狭い上にライブ配信するとのことで、マイクを立てる場所が無い、......訳では無いけれどかなり制限されます。
 最前列の足下にバウンダリーマイク、ステージに向かって右端にスタンド、最後列の後ろの棚に自立型のマイク、と3系統で録音。はやりやまい騒ぎで窓など開放したままなので、6階とはいえかなり騒音が入ります。熱中症注意の宣伝カーは走ったけれど、演奏中に救急車が走らなくて良かった。
 
 家へ帰って聞いてみると、空調の音がかなり入っています。また、変な音が入っているので「機器の不調?」かと思いきや、よく聞くとカメラの焦点合わせの音でした。20200822盗撮防止のため、とはいえなんとかして欲しい。
 
 山田耕筰の初期の作品は楽譜が絶版になっているようで、山田耕筰が茅ヶ崎に6年ほどすんでいたことがある、と言うことで地元の有志が再版に向けて努力しているそうです。
 
 ただいま絶賛編集中。

2020年8月21日 (金)

2SK879 と 2SK880

 マイクアンプに使う FET の候補で秋月で購入可能なのは 2SK2145、2SK879、2SK880 の3品種です。
 低めのゲインが好みなので、差動増幅部に使うのは(石の差で音が変わらないなら)gm の小さい 2SK879 で十分ということになります。カスコード部は gm の大きい 2SK880 の方が良さそうです。
 データシートから見ると(今の回路では差動部分に約 1.5 mA 流れるので)Id が 0.75 mA の時の gm は、2SK879 で約 2、2SK880 で約 8 となります。素のゲインは約 4 倍( 12 dB )の差があります。
 
 ソース抵抗を入れると、ゲインは 1/( 1 + gm・r ) になるのでこれで大体のゲインを決めることができます。2SK879 で 1 k を入れると 1/3 ( -10 dB )に、2SK880 に 1 k を入れると 1/9 ( -19 dB )になります。
 
20200820__20200820150901  何故こんなわかりきったことを始めたかというと、....ナンチャッテ高域補正を行うためです。
 
 WM-61A を基準として、その周波数特性に無理矢理合わせようとするとソース抵抗にコンデンサをパラに接続する手が考えられます。
 現在組み立てているのは 2SK880 に 1 k を付けたものなので、15 kHz で 1/2πfC を計算すると約 0.01μになります。
 そこで、1 k に 0.01μ、0.02μ、0.03μを付けて測定したのが、図です。0.03μでは 10 kHz 近辺も盛り上がっています。0.02μの時にはかなり WM-61A に近づいていますが、超高域( 30 kHz 以上)が補正しすぎになっています。.....で、2SK879 なら gm が小さいので、超高域の過剰補正が減らせるのでは、ということです。

2020年8月20日 (木)

マイクカプセルの差はどこに?

 WM-61A と XCM6035 の差が何か、気になります(できれば『氷菓』の千反田 える 風に。古くてわからんか。京アニ応援してます)。 
Photo_20200820141501 Photo_20200820141502  
 まずはマイクカプセルの窓を覆っている布の違い? 写真ではわかりにくいですが、XCM6035 の方がみっちりしています(詰まっている感じ)。
 で、布を剥がしてみました。
 
 結果は、...微妙に高域が落ちています。が、WM-61A との差を説明できるほどではありません。
 WM-61A の布も剥がしてみたいところですが、勿体ないので今回はやめておきます。

20200820__20200820142501 Photo_20200820141503  ついでに、風防で変わるかも測定しました。これ、ネットで安く売っていたヤツです。
  これも微妙に差がありますが超高域だけなので、気にせず使って良さそうです。
 
 WM-61A と XCM6035、何が違うんでしょうか?

20200820_

2020年8月19日 (水)

マイクカプセルの差

 Panasonic の WM-61A が亡くなってからかなり経ち、代替品として XCM6035 を使っていますが、特性に差があるのか気になります。
 
Mic_diff_2  そこで、高音域の周波数特性を測ってみました。efu さんの WaveSpectra を使ってツイーターで再生した音をそれぞれのマイクカプセルを使って録音してみました。スピーカーはMさんからお借りしているパイオニアの PT-R5 です。


 スイープ信号は WaveGene で 500 Hz から 20 kHz までのリニアスイープ信号を作り、CDRに焼いて 88.2 kHz サンプリングCDプレーヤで再生し、1 kHz から 40 kHz を再生しています。
 ネットを探してもなかなかスピーカーの説明書(周波数特性)が見つからないのですが、こんな特性なんですかね?まぁ、マイクの特性を比較するだけですのでスピーカーそのものの特性は特に気にしないのですが.....。ありゃりゃ、15 kHz 以上で差があるように見えます。
 
20200819_fig2  
 ということで、ちゃんと(?)比較するために WaveSpectra から描画データを引っこ抜くことにします。が、説明書のどこに書いてあるか見つけられずゴニョゴニョやっていたら、なんかそれらしいデータが抜けました。
 
 一応、CDプレーヤの出力とパワーアンプの出力の周波数特性も測ってみました(図2)。CDプレーヤーはドライブの中のDAを使っていますが、40 kHz 近くまで出るんですね。スピーカーを繋いだときとオープンの時の両方をとってあります。
 
20200819_fig3 20200819_fig4  で、まずは再現性ということで、(スピーカ ー出力が大きすぎたかなと思ってレベルを変えて)2回測定した結果の比較が図3です。縦軸は dB ( WaveSpectra と値が違いますが)、横軸は Hz で 1 kHz から 40 kHz まで表示しています。 "橙" と "青" の2回の測定の差が "黄" でスピーカー、マイク他の配置が変わらないとほぼ同じ測定結果が得られます。同時に測った左右のマイクの差は "灰色" で、配置の差(数cm ですが)はこのくらいある、ということでしょう。
 日を変えて測定(機器の配置変えて測定、図4)しても差は同じ程度で、このくらいの差は常にあるということですね。
20200819_fig5  
 で、目的の WM-61A と XCM6035 の差が図5です。
 "灰色" ( WM-61A ) に対して、何個( "黄":2SK879 採用 MicAmp、"青":2SA1586 採用 MicAmp、"橙":ソース抵抗付き 2SK879 採用 MicAmp)か XCM6035 を測定しても同じような特性です。WM-61A との差は下の "水色"、"緑"、"黒" になります。回路は関係なくてマイクカプセルで決まるようです。
 
 さてこれは、高域で WM-61A が盛り上がっているのか、XCM6035 が凹んでいるのか、どちらでしょう?

2020年8月16日 (日)

外径 5 mm パイプの問題点

 パイプの加工はできましたが、実際にマイクに仕上げてみたら........、
 内径 3 mm の中を3本の線を通すのがかなり大変です。マイクカプセルから出ている線とパイプ内を通す線のはんだ付け部分(熱収縮チューブ付き)を通すのがかなり大変です。無理やり通せないこともないですが、信頼性に欠けるかな。パイプを通す線をもっと細いものを探すか、外径 5mm/内径 4 mm のパイプを使うか、ですね(もう一つ、アルミの内部を削る、というのもあります)。
 カバーも微妙に締まらない時があり、0.何mm か隙間が空きます。こちらはスリーブが、熱収縮チューブを噛みこまないようにすると避けられます。

 作り易さでは内径 4 mm を優先して他のサイズを決めたほうが良さそうです。

   8 mm/7 mm(真鍮)⇒ 7 mm/5 mm(アルミ)⇒ 5 mm/4 mm(真鍮 又は アルミ)
   8 mm/7 mm(真鍮)⇒ 7 mm/6 mm(真鍮) ⇒ 6 mm/4 mm(アルミ)

 後は一寸面倒ですが、内径をやすりで削って調整する手があり、その場合は 8 mm/6 mm の内側を削って、マイクカプセルがちょうど入るようにして 6 mm/4 mm とつなぐ方法(最初にやった方法、削るのがかなり手ごわい)ですね。

2020年8月13日 (木)

久しぶりの雷の録音(8月13日)

 久しぶりに近くで雷がなりましたので、録音を試みました。
20200813_2  TASCAMのDR-100MkⅢのゲインを最小にして低感度のマイクを使い、ベランダの物干しにマイクを吊り下げて1時間ほど放置しました。
 ベランダからも稲光が見えます。


 録音データをチェックしたら最大レベルが -0.64 dB、クリップ寸前ですね。
20200813_1  2008年のように至近距離の雷だとやはりクリップしてしまいそうです。
 だからといって雷を録音するためにもっと低感度のマイクを作るのも気が進まないですね。

 一つの案としては、延長ケーブルのホット - コールド間に適当な(4 k 前後の)抵抗を付けて減衰させる、というナンチャッテアッテネータ、というのはあり、かな?

2020年8月 7日 (金)

外径 7 mm も発見

 ホームセンターを探し回って4軒目で 7 mm/5 mm のパイプを見つけました。
Dscn4796 
 早速 8 mm/7 mm の真鍮パイプとアルミパイプを両方とも約 12 mm にカットしました。
 アルミが心持ち太いので、少しやすりで舐めてクッションハンマーで(打ち込み過ぎると戻せないので慎重に)打ち込みます(戻せないことは無いんですけれどね)。   
 さらに、5 mm/3 mm のパイプを挿入します。こちらはサイズが合わずユルユルなので、両方のパイプに少し溝をつけて銅線を噛み混ませて打ち込みました。

Dscn4803_2Dscn4817  これに熱収縮チューブを被せて、パイプ部分のできあがり。


 



 ところで、.......
 2SK880 の gm が(使用回路定数の条件で)7.26 でしたので、これからゲインが計算できることになります。
2sk880_v2 ファンタム電源のインピーダンスを 2 k (仕様書は 2 k 以上の記載)として、マイクアンプの出力に 33 k が繋がっていますので、その合成抵抗は 1.9 k になります。差動増幅部のソース抵抗が 0 の時( 2SK2145 の時)ゲインは gm・r ですから 13.7 倍、差動入力なのでその倍の 27.4 倍( 28.7 dB )になります。
 ソース抵抗 1 k の時は、ゲインが gm・r/(1+gm・rs) で、1.65 倍、×2 で 3.31 倍、10.4 dB となります。

 ソース抵抗 1 k 辺りが妥当なゲインでしょうか? 

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