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2020年7月

2020年7月31日 (金)

WM-61Aの感度測定

Photo_20200801001201  今は亡き Panasonic のエレクトレットコンデンサーマイク、WM-61Aでマイクをいっぱい作ったのですが、殆どが2端子改造のものです。
 これまでの経験から3端子の方が良さそうなので、3端子に改造、ついでに特性を揃えるために感度測定をすることにしました。

 すぐばらせるヤツをバラして3端子に改造、接着剤で固めていつもの感度測定をしてみました。
 接着剤で固めるとオリジナルかモドキかわからなくなるので、リード線の色で区別できるように、モドキは赤/白/黒、オリジナルは赤/黄/青、にしました。

Wm61a__2 とりあえず測定した10個の結果が左の表。相対ゲインと電流値ですが、相対ゲインは上(プラス)ほど感度高い(良い)、電流値はmA です(マイク内部のFETの D-S にかかる電圧は 5 V くらいですが、そこは測定していません)。
 これをモドキの電流、ゲインと比べた表ではオリジナルの方がかなりばらつきが大きいです。オリジナルにはやたらゲインの高いものがありますが1個では使いにくいです。(測定器用かな?)
 これはペア取りが大変。できれば3個組にしたいのですが難しいかな。ソース抵抗でゲインを調整する方法も無いでは無いですが.....、一寸悩みます。他のWM-61A使用マイクもバラすかな....。


2020年7月30日 (木)

またまたマイク製作(準備)

 秋月の半導体部品のリストを見ていたら、2SK880 というのを見つけました。確か以前は無かったと思います(エビさんからマイクアンプ基板をいただいたときに一応秋月のチップFETは全部チェックしたと思うので...)。
2sk880_datasheet
 最初に使ったのは、2SK879 は 2SK30 と同等、デュアルFETの 2SK2145 は 2SK117 と同等です。2SK880 は 2SK117 / 2SK2145 と同等とのことで、gm が大きめです。
 マイクカプセルから信号を受ける差動アンプの電流は約 1.5 mA、片側 0.75 mA くらいなので、データシートによると gm は 2SK879 の 1.5 強に比べ 2SK880 は 10 弱と読み取れ、5-6倍大きいと思われます。
 今作っているマイクは感度が良いので、gm の大きいFETでゲインを稼ぐ必要はないのですが、カスコードのFETは gm が大きい方が良かろう(多分)、素子の違いはわかるだろうか気になる、と言うことで 2SK880 で作ってみることにします。
 差動部分のゲイン調整のためにソース抵抗として 1k から 1.5k くらいが必要と思われますので、まずはチップ抵抗の購入からです。
Gm

2020年7月29日 (水)

久々の録音

 流行病のお蔭ですっかり録音ができなくなっていましたが、聴衆無しの録音のお誘いを受けました。
S_dscn4719 7月27日月曜日夕刻6時から、ソプラノの坂本久美さんと伴奏の白鳥さん。

 二俣川サンハートの音楽ホールで、昔の会社の仲間が度々コンサートを開いているところです。
 久しぶり、が言い訳にはならないのですが、いろいろ忘れ物をしてしまい、その上パソコンの設定を忘れていて、1系統は録音失敗しました。
 前から2列目の客席に高いスタンドを立てた高さ3m辺りでの録音(下の写真にマイクが見えます)、バウンダリーマイク、ピアノの前と歌手の右前(上の写真にかろうじて写っています)の3系統ですが、バウンダリーを失敗しました。

S_dscn4728  客席が空のためか残響が非常に多く、客席のマイクは好みではありません。歌手とピアノを個別に捉えるマイクは音は良いのですが、音場が微妙です。
 
 やはり、音源の近くにマイク設置(小編成の録音が多いので)が基本ですね、私の場合。

2020年7月20日 (月)

久しぶりのコンサート

20200719_shimizu_20200730063501  流行病(はやりやまい)のお蔭で録音もコンサートも延期/中止の連発ですが、ようやく予約していたコンサートが延期されながらも開かれました。みなとみらいホールまで出かけて清水和音の”ほぼショパン”コンサート、1曲だけ現代曲が入っています。
 市松模様の席の配置ですが、実際に入っていたのは1/5くらいかなぁ、人が少なくてものすごく寒い上に音が吸収されないのでぼやーっとした感じ。演奏も今ひとつだったかなぁ、いや、こちらが集中できなかっただけかも知れない。

 正面にパイプオルガンがあり、パイプが並んでいるのだけれど、パイプの数を数えたら72本しか見えない。通常手鍵盤は5オクターブ、ストップによって1オクターブ高い音を繋ぐこともできるので多いのは良いのだが、5オクターブなら12×5+1=61,1オクターブ上に伸ばしたら+12で73本になるはずなのだが.......。
 と書いたところで、気がつきました。これ、32フィートが基準なんですね。足鍵盤は32フィートだけど手鍵盤は8フィートが基準、ストップによって4フィート、ひょっとしたら2フィートが選べるかも知れない。そうすると、手鍵盤8フィートで5オクターブ、4フィートと2フィー align="left"トを考慮して7オクターブ、足鍵盤は32フィート基準として手鍵盤より下に2オクターブ、計9オクターブ分あると推定されます。トータル109本、見えているのが72本ですから、裏にもっと短い同じようなパイプが37本は隠れていることになります。う~~ん、なんとなく納得。
20200719_131627 これからパイプオルガンのあるところは気をつけて見てみましょう。

 帰りがけに、映画を見てきました。ジブリをやっているので、丁度良い時間にやっていたナウシカ。久しぶりに大画面で見ました。ウイルスが蔓延する、じゃなくて瘴気 を発する菌類の森に覆われた世界の話で、なんだか今の世界とダブる。緩むところが無くて楽しめますね。
 エンドロールがすっきりしていて気持ち良い。最近の映画、もっとエンドロールすっきりできないかなぁ。
 

 

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