標準マイク
これまで、いろいろなマイクを作ってきましたが、個々のマイクの感度差についてあまり考えずにつくってきました。特にマイクカプセルの感度は左右を合わせるために感度測定しているのに、その記録を残していなかったため機器の感度差の情報が残っていません。 そこで基準とする標準的な形状、感度を一つ決めておくことにします。
回路は2SK879 のソース抵抗無しのバージョン、マイクカプセルはこれまで感度測定をしたうちの最頻値(平均値とほとんど同じでした)のものを3線式に改造したものを基準にしようと思います(カプセルのばらつきは殆どが最頻値+1 dB/ー1.5 dB の範囲です)。
回路は図の通りで、差動部はペア取りした 2SK879Y、カスコード部は 2SK880 を使います。R8/R9 は 47k/51k を使いました。
マイクカプセルへの配線はパイプの長さの単線をはんだ付けし、2液接着剤で固定します。単線は LAN ケーブルをばらした線を3本捻じって使っています。1 m 竿マイクの時は撚線を使って失敗しましたが、単線ではうまくいきました。
パイプは 外径 5 mm / 内径 4 mm / 長さ 200 mm の真鍮パイプ( 1 m のパイプから5本取れます)に 7 mm/5 mm と 8 mm/7 mm のパイプを繋ぎ、カプセルを入れるスペースを作ります。熱収縮チューブを被せケーブルを通し、基板/コネクタをはんだ付けして完成です。
同じものを3本作り、このうち2本は各部の電圧を測定しました。 カプセルの FET には約 5 V かかっています。FET もセレクト品を使っているのでコネクタの電圧もバランスが取れています。
これを基準に他のマイクを評価していこうと思います。
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