ファンタム電源用アダプター(?)-その2
ということで、試作することにしました。
最初の回路図では、チップ部品を想定して書きましたが、部品点数が少ないので手元にあるディスクリート部品を無理やりコネクタ内部に空中配線することを試みることにしました。何となくイメージできる(これ大事)ので、作れるんじゃあないかな、と。
回路は部品箱の中を探って、図のような形にすることにしました。水色で書いてあるのが実際に組んでみる部品。コンデンサを付けないと、なんと回路部品点数5個です。
FETは古いけれどgmの大きめな2SK190、抵抗値はここで電流を使わないようになるべく大きな値とし、ドレイン=ソース間の電圧がXLR端子"2","3"(本当は同じ電位のはず)の電圧降下の半分くらいを目指します(直流的にはファンタム電源の出力(入力?)インピーダンス 6.8 k だけど、交流的には 2 k くらいなのでそんなもんでいいかな、と)。
この抵抗値でどのくらいの電圧になるか見積もってみます。 マイクに流れる電流が 2~3 mA くらいならコネクタでの電圧降下が 10 V くらい、ゲート電圧がさらに 5 V くらい下がっています。300 k はもう少し大きめの方がよさそうです。が、大体手持ちのマイクは電流が 2.5 mA くらいなのでこのままでも問題なさそうです(試作だし。と言いつつこのまま使うんだろうなぁ)。
普通に作ると延長ケーブルと見分けがつかなくなるので注意しないといけないのですが、ケーブルの色を変えることで良しとすることにします。
手持ちの延長ケーブルは黒しか使っていません。ホールにあるコネクタを使うときのためのオスーオス(変換?)ケーブルはオレンジのケーブルを使って(私が)区別できるようにしています。
このケーブルはとりあえず(以前買ってあった)紫にすることにしましょう。
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