マイク改造(2022年版)その4 取りあえずの試作
手元に 2SK879GR が4個あったので今の基板に強引に載っけてみることにしました。
カスコードの上の FET のゲート電位を作っている上側の抵抗(R10)のランドに FET を載せ、ゲートをソース抵抗(R1)に繋げば実現できます(実際には実装面の関係でコンデンサ C2 に繋ぎます。図の抵抗値を実際の値に書き直しました:20220323)。
R12 は 220k、R11 は(何でも良いのですが)1.5k をつけました。
Idss が 4.45 mA と 3.81 mA、3.68 mA と 2.55 mA(1個壊してしまい、2SK879Y の Idss の大きなものを使いました)で実装、マイクカプセルにかかる電圧は 3.8 V / 2.8 V でした。Idss が 4.5 mA 以上のものを揃えられれば 4 V 以上確保できそうです(*)。
しかしながら、Vds を抑えるとマイクカプセルの Id が小さくなり( 0.37 / 0.34 mA )、 R8/R9 による電圧降下が小さくなるためこの回路定数ではコンデンサにかかる電圧が高くなって( 33.3 / 34.1 V )しまい、余裕がなくなります(アダプタ付ければ問題ないですが.....) 。
R/8, R9 をもう少し大きくする必要がありそうです。*) 当てずっぽうですが、4.45/3.81 mA でカプセルの FET にかかる電圧が 3.8 V、3.68/2.55 mA で 2.8 V なので、Idss の合計と比例すると考えて、Idss の合計が約 9 mA ならカプセルに 4 V かけられるのでは、というのは甘すぎる?
3.8/(4.45+3.81) = 0.46
2.8/(3.68+2.55) = 0.45
⇒ Vds = 0.45 × (Idss1+Idss2)
⇒ (Idss1+Idss2) = Vds/0.45
⇒ 4/0.45 = 8.9
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