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2024年1月

2024年1月15日 (月)

レコーダーのクロックの精度は?

 録音を続けるうちに残響を付与するためトラックの合成をしたくなってきました。残響の無いクリアな音が好みではありますが、残響がないと曲によってはやせて味気の無い感じになります。
20240106_11  ZOOM-F6のように同一クロックのデータを重ねるならいいのですが、別レコーダーの場合、クロックがどの程度ズレるのか気になりました。
 そこで、ピアノの最初の音(アタック)2か所の間隔を比較することで両者(ZOOM-F6とTASCAM DR-70D)のクロックの誤差を調べてみました。

 例えば、図はZOOM-F6で同時に録音した2セットのマイクのサンプルですが、最初の音の立ち上がりが 550 サンプルズレています。ということは 96 kHz サンプリングなので、(音速 340 m/s として)340×(550/96,000)= 1.95 ということで、二つのマイクの位置は音源からの距離が 1.95 m 違う、ということですね。
 細かいデータは出しませんが、ZOOM-F6 と DR-70D では 22,390,395 サンプルに対して 153 サンプルズレていました。0.00068 %。クロックの精度としては十分なんでしょうけれど、5分だと 2 ms のずれです。音速 340 m/s として約 70 cm のズレになります。2つの音源データを重ねる場合、許容できるのでしょうか?

 で、1月6日の録音のデータで調べてみることにしました。声楽とピアノ独奏の録音だったので、マイクをステージ前とピアノ直近に設置したデータがあります。(ピアノ前のマイクは残響が少ないですが、ステージ前のマイクは残響が多く録りこまれていました。これを合成することで残響を付与しよう、と考えたのが発端です。)
 そこで、ピアノの最初の出だしの音を両者で合わせた場合と合わせない場合(図のように 5.7 ms ズレています)を合成してどのように感じるか比較してみました。あまり変わらなければ許容可、違って聞こえれば要検討、という所です。

 結果は、.......微妙です。  が、違いは判りそう。先入観があるので第3者の評価をお願いしようと思います。

【2月21日追記】
 先日、手作りアンプの会で聞いていただきました。
 一聴して「違いがわかる」とのことで、二つのマイクの音を合成する場合は出だしの音で頭をそろえた方が良さそうです。
 残念ながら二つのレコーダーの音の合成は無理そうです。ZOOM-F6同士ならクロックを共通化して何とかできそうだと思われますが....。

2024年1月14日 (日)

新年サロンコンサート(2024年1月6日)

 今年最初の録音は三の丸ホール小ホールのソプラノデュオリサイタル。
2024010601   若い芽のプレコンサートは予定した奏者がコンクールか何かへの出演で急遽変更となり、小四と中一二人の3名が演奏。
20240106_1 キズはあるけれど演奏する楽しさが伝わってくるようで素敵です。

 ソプラノの方は、ヴィヴァルディから木下牧子、サウンドオブミュージックまでいろんな曲を歌っていただきました。
 マイクはプレコンサートのピアノ用に2セット、歌曲用にステージ前に1セット、そしてステージ上手に1セットと計4セット設置しました(実はバウンダリーマイクを忘れた、う~~む)。
 そこそこうまく録れたと思います。
 声量が凄くて生でないと感じられない迫力があります。

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