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音楽

2022年5月24日 (火)

マイク改造(2022年版)その7

 2SK246BL バージョンを作製しました。
 2SK246BL の Idss の大きいモノは、エビさんから分けていただきました、ありがとうございます。

20220525_mic_amp_h246bl  図の抵抗値で作製しましたが、マイクカプセルにかかる電圧は 3.9 V 程度に抑えられたため、(R1 の電圧が 6.6 V / 6.8 V ですから)電流は 0.3 mA 程度になっています(前回の測定では 0.35~0.45 mA だったのに少し変ですが....、温度の影響かな....)。
 カスコードの FET に 15 V くらいかかっているので、もう少し抵抗値を調整できそうです。
 以前は耐圧 35 V のコンデンサを使ってましたが、今回は耐圧 50 V なのでコンデンサにかかる電圧を気にする必要がありません。
 ということで、ソースフォロアの抵抗値をなるべく大きく、と言う方向で、R1/R2 を 22k から 33k に、R8/R9 を 58k から 47k に変更しました。

2200524_img_2678  R1 にかかる電圧は約 10 V、キャノンコネクタの電位は 約 42 V、コンデンサにかかる電圧は 34 V、カスコードの FET にかかる電圧が 10 V 程度、とかなりバランス良くなったように思います。

  このマイク、部品点数も少なくて最終版のような気がするのですが、部品の入手性が悪いのが残念、2SK879V、せめて2SK879BL なんてのがあると最高なのですが......。
 

2022年3月31日 (木)

マイク改造(2022年版)その6

 ついでにマイクカプセルの Idss を計り直してみました。
 今回の変更でマイクカプセルにかかる電圧は 3 - 4 V くらいになるので、Vds = 3.5 V でどの程度の電流になるのか確認しました。
 結果は20個測って、平均:0.42 mA、σ:0.034 mA、max:0.48 mA、min:0.36 mA でした。一声 0.35 - 0.50 mA ですね。
20220309_mic_amp_4_v4
 部品の耐圧の制限から、内部の電源電圧( C4の両端の電圧)が 35 V 以下、C1 にかかる電圧が 25 V 以下の条件で R1( /R2 )、R8/R9 を選んであげる必要があります。
 マイクカプセルの Idss が 0.42 mA のとき、(青字の電流を見込んで)目の子で図の数値くらいになります。
 この回路は 2SK879GR 2段重ね( Q1/Q4 )ですが、2SK246BL バージョンは R10 が無いことにより電流が減るので R8/R9 をもう少し大きくする必要があります。
 マイクカプセルの電流が大きい方は余裕があるのですが、小さい方は R8/R9 を大きくするなどの調整が必要かも知れません。後は作って様子を見てみますかね。

2022年3月28日 (月)

マイク改造(2022年版)その5(2SK879GRの特性ばらつき)

 2SK879GRの特性のばらつきを測定してみました。
 G-S をショートしてグランドに、D を 1k を通して 12 V につなぎ、1 k の両端の電圧を測定し Idss とします。
 50個を測定した結果、平均:4.02 mA、σ:0.24 mA、max:4.66 mA、Min:3.66 mA となりました。
 大きい方から24個を、大きい方からと小さい方から1個ずつピックアップして並べると、Idssの合計が 8.3 mA 以上になりました。
 前々回のいい加減な見積もりだと、「マイク改造(2022年版)その3」の回路でマイクカプセルに 3.7 V くらいかけることができそうです。
 小さい方を差動部に使えば 2SK879GR を無駄なく使えそうです。

2022年3月24日 (木)

マイク改造(番外編:省電力版 と言うほどでもないが)

 どうも、ここで作っているマイクは感度が高すぎるようなので、低感度バージョンを作ることにしました。
 マイクを貸し出している人に聞くと、他のマイクより10dBくらい感度が高いようです。差動部分のソース抵抗で感度を調整できるので、1.5k にして作ってみました。
20190830_mic_amp_1_   また、マイクの消費電流は、

  ①マイクカプセルの消費電流:0.3 ~ 0.5 mA
  ②差動アンプ部分:1.3 mA 前後
  ③カスコードのゲート電位作製部分: 0.3 mA くらい

の3つの合計で、③が無駄に多すぎない? ということでこの電流を減らすことにしました。全体から見ればわずかですが(全体で約 2 mA なので 10%強の削減になります
)。
 
 結果として、これまで標準に使っているマイクより 12 dB 程度低感度になりました(マイクカプセルの感度差があるので単純に比較はできませんが)。 同じ感度のマイクカプセルを使った前回報告の試作マイク(ソース抵抗を 1.5k にしてあります) と同じ感度になっています。

2022年3月23日 (水)

マイク改造(2022年版)その4 取りあえずの試作

 手元に 2SK879GR が4個あったので今の基板に強引に載っけてみることにしました。
20190830_mic_amp_1_4    カスコードの上の FET のゲート電位を作っている上側の抵抗(R10)のランドに FET を載せ、ゲートをソース抵抗(R1)に繋げば実現できます(実際には実装面の関係でコンデンサ C2 に繋ぎます。図の抵抗値を実際の値に書き直しました:20220323)。
 R12 は 220k、R11 は(何でも良いのですが)1.5k をつけました。
 Idss が 4.45 mA と 3.81 mA、3.68 mA と 2.55 mA(1個壊してしまい、2SK879Y の Idss の大きなものを使いました)で実装、マイクカプセルにかかる電圧は 3.8 V / 2.8 V でした。Idss が 4.5 mA 以上のものを揃えられれば 4 V 以上確保できそうです(*)。
20220322_img_2652 20220322_img_2654
 しかしながら、Vds を抑えるとマイクカプセルの Id が小さくなり( 0.37 / 0.34 mA )、 R8/R9 による電圧降下が小さくなるためこの回路定数ではコンデンサにかかる電圧が高くなって( 33.3 / 34.1 V )しまい、余裕がなくなります(アダプタ付ければ問題ないですが.....) 。
 R/8, R9 をもう少し大きくする必要がありそうです。

*) 当てずっぽうですが、4.45/3.81 mA でカプセルの FET にかかる電圧が 3.8 V、3.68/2.55 mA で 2.8 V なので、Idss の合計と比例すると考えて、Idss の合計が約 9 mA ならカプセルに 4 V かけられるのでは、というのは甘すぎる?

 3.8/(4.45+3.81) = 0.46
 2.8/(3.68+2.55) = 0.45
  ⇒ Vds = 0.45 × (Idss1+Idss2)
   ⇒ (Idss1+Idss2) = Vds/0.45
    ⇒ 4/0.45 = 8.9

2022年3月22日 (火)

マイク改造(2022年版)その3

 入手が難しくなっている2SK246BLを使うのもなんなので、FET2段重ねで図のような回路を考えました。

20220309_mic_amp_4_20220320220701  一寸複雑になりますが、これならVgsが2V位になるチップFETを探せば良く、
2SK879GRでIdssが大きめのものを使えばなんとかなりそうです。
 
 部品点数としては、元々の回路からコンデンサ1個、抵抗2個減ってFET1個増える、ことになります。
 2SK246BLを使うバージョンの方がコンデンサ1個、抵抗3個の削減できる上、消費電流も減るので理想的ですが.....。

 いっそのこと2SK879GRを沢山買って、Idssの大きいものはカスコードの電位シフトに、小さいものを差動部に使えれば無駄が減るかしら。取りあえず、GRを買ってばらつきを調べてみましょう。

2022年3月21日 (月)

マイク改造(2022年版)その2

 マイク改造についてお話をしたら、エビさんからカスコードのFETのゲートをマイク内FETのソースに繋いで、Vgsを使えばいいんでないの?、とアドバイスをいただきました。
20220309_mic_amp_3   こうするとバイアス電位を作る電源が不要になりシンプルになります。問題はマイクに流れる電流でVgsが4V程度になるFET(候補は2SK246BLになります)があるか、と言うことになります。
 データシート上はIdssの大きなものであればなんとかなりそうです。
 
 入手が困難になっている2SK246BLを使う、チップ部品じゃない、という難点はありますが、できそうです。一番の問題は本当に効果あるの? と言うことですかね。
 
 やってみるしかないか....。

 

2022年3月20日 (日)

マイク改造(2022年版)

20220309_mic_amp_2_20220320155001  近頃録音の機会が増えてアップアップしていてブログの更新ができていません(単なる言い訳)。
 
 怠け者の節句働きよろしく、忙しい中でマイクアンプの改造を思いついてしまいました。
 効果があるのかどうかわかりませんが、カスコードのゲート電位をマイク内FETのソース電位からpチャンFETでレベルシフトしてやることで、マイク内FETのVdsを一定に保てるのではないか、と思いつきました。
 図の回路です。これでマイク内FETのVdsを4~5V程度にすれば常に良い(?)条件で使えます。
 残念ながらpチャンの適当なチップFETがないので、このままは(ディスクリートを使えばできますが)作れません。
 
 マイク内FETのVdsが一定にできるので、Phantom電源の余裕ができるのと、ひょっとして音質に改善効果があるかも知れません。
 0.1~0.5mA程度の定電流ダイオードがあるともう少しシンプルになるのですが、pチャンのチップFETがないのでアイデアだけです。

 

2021年10月21日 (木)

クレッセントコンサート2021の録音(10月3日(日))

 大分前にピアノコンチェルトを録音させて頂いた、クレッセントピアノ教室のコンサートの録音です。
20211003_img_2496  中高生ですが、ピアニストを目指して練習している若手の演奏、ということで録音してきました。
 今回もエビさんにバックアップしてもらいました。
 
曲目が、バッハのWTCの1曲とショパン、ベートーヴェン、リストがメインなので、何かのコンクールかテスト向けの練習でしょうか。
 曲の所為かもしれませんが、人によって音が違って面白いです。
 
 今回は、ちゃんと録音して欲しい、ということでマイクの位置を自由に選ばせて頂きました。
20211003_img_2497  と言っても演奏者が聴衆から見えない位置はダメなのですが。
 事前にバウンダリーマイクの設置位置辺りに頭を持って行ってどこの音が良さげか調べてみました。一寸動くとかなり音が変わります。これほど違うとは思わず、今までいい加減にバウンダリーマイクを置いていました。もっと慎重に場所を選ばないといけないんですね、と認識しました。
 スタンドの方は主催者に音の良い場所を選定して頂き、そこに立てさせて頂きました。
 後で聞いてみると流石ですね、良い音で録れています。場所はピアノの外枠が凹んでいる辺りです。
20211003_img_2504  

 本当は動画も撮ってほしい、と依頼されたのですが、動画担当メンバーが所用で不在のため、私の音だけで、動画は親御さんのビデオに私の音を主催者の先生が重ねることになりました。私はCD作成担当です。

2021年10月20日 (水)

スタジオ・ベルソーでの録音(9月25日(土))デオダ・ド・セヴラック ピアノ曲・全曲演奏会(SLRC)第1回 

 フランスの作曲家セヴラックがメインの湘南クラシック音楽を愛する会が主催する深尾由美子さんのコンサートです。
 某所で"バリバリのクラシックファン"という自己紹介をしていますが、実際はそんなにいろいろな作曲家や曲を知っているわけではありません(ただ、変な知識はいろいろ持っていたりします)。セブラックもこの会場でのコンサートがなければ知ることはなかったでしょう。 
20210925_1_img_2470  録音させてもらうことで、今まで知らなかったいろいろな曲を知ることができてうれしいです。

 今回は、配信用の録画/録音で、別の人が撮った画像に私が録った音を埋め込むことになります。マイク基板などの設計をしていただいているエビさんにも参加いただきバックアップしていただきました(バウンダリーマイクの違いを調べてみたい、という下心もあるのですが)。
 動画を撮るのが最優先なので、マイクはカメラに入らない位置に立てる必要があります。カメラは客席の左寄りの後方、ステージ上のピアニストの左から鍵盤と手を写せる位置、顔を撮るためのステージ右側、の3台です。バウンダリー(エビさんのと私のを2台並べて配置)は許してもらいましたが、スタンドはカメラに映らないギリギリの位置に立てることになり、少しピアノから離れた位置になります。
 
20210925_2_img_2470  当日のスケジュールは、調律後にリハーサルとして本番同様に演奏し、午後本番として収録します。但し、本番でキズがある場合は、リハーサル、または本番後に追加演奏した部分で修正を入れます(私の作業(T_T;)。ピアニストのご主人が作曲家で、演奏中に楽譜にチェックを入れてどこを手直しするか指示が来ます。お気楽に録音に来ていましたが、結構プレッシャーがかかります。

 終了後、ピアニストに伺ったら「バウンダリーの方が良い」というお答えでした。そちらで編集を始めます。

より以前の記事一覧