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録音

主に自作マイクを使ったコンサートの録音

2023年8月18日 (金)

60cm マイク作製(WM-61Aバージョン)

 アリを見ていたら WM-61A が(比較的)安く出ていたのでポチってみました。
20230817_mic_amp_60cm_p  秋月で購入したのは紫色のマーキングがしてありましたが、こちらはオレンジ色です。ランク分けしていたんでしょうね。

 同様に作ってみましたが、出来た後に電圧を測定してみたら、R1 の両端が 10 V を超えています。これだとアダプターを着けたときに Q1 の FET の電圧が確保できなくなります。ランク分けはカプセル内部の FET の Idss だったんですかね?
.....ということで R1 を 15 k に下げました。結果が図の電圧です(黒字と青字で2台分表示してます)。カプセルの FET にかかる電圧がかなり違いますが、2SK2880E のセレクトを間違えたようです。

2023年8月17日 (木)

NEUTRIXのXLRコネクタ

 回路も大分煮詰まってきたし、ピアノ周りに配置するための長めのマイクを作ろうと思ってキャノンコネクタを購入したら、なかなか送られて来ません。
20230817_1  やっときたと思ったら一寸様子が違い、ハウジング(外側の金属部分)が外も中も全部真っ黒に塗装されています。
 写真は左が今回入手品、右が以前の物。今回の物は内部までキレイに塗装されていて、導通が取れません。グランド取れないじゃん!!
 購入したサウン○ハウ○さんに問い合わせたら翌朝メーカーからの回答を送っていただきました。この素早さ 凄い!!感謝です。

 で、仕様変更があって、新仕様では導通は無いそうです。これではノイズに弱そうで使えません。写真の赤丸部分の金属もハウジングに接触できないので無意味ですね。
 只でさえキャップの部分がゴム(非金属)なのでノイズ対策に往生しているのに、ハウジングまで浮いた状態で使わせるってのは仕様がおかしくないか?
 実際、中のスリーブに銅箔を貼り付けてシールドを補強しているのですが、導通はハウジングの金属部分と銅箔の接触で取っています。

 黒が目立たなくて良かったのですが、これからはシルバー品を使うことになりそうです。

 あるいは、写真の赤丸の金属部分が当たる部分と銅箔が接触する部分の塗装を剥がして使いますかね、一寸面倒だけど。

2023年6月16日 (金)

ストラディヴァリウスの動画

 令和5年3月10日のコンサートの動画がアップされています。 
20230610_jacket 吉本梨乃さんのヴァイオリン独奏、ストラディヴァリウスの演奏を自作マイクで録ったものです。
 一般公開はされていないので主催者である みのりの眼 さんのHPに行って下の方の
   「みのりの眼 おすすめ特選動画」
というのがありますのでそこで視聴してください(多分スピーカー off になっていますので on にしてください)。
 曲は ニコロ・パガニーニ「虚ろな心による序奏と変奏曲」 です。
 凄いテクニックを要求される曲ですね。


 カメラの角度によってマイクが映り込んでいますが、目障りでは無いですね、うん 良かった。

2023年6月11日 (日)

東京文化会館小ホール(今更ですが)でのセヴラック生誕150年記念演奏会の録音

 前回の記事で記載した録音を書いてなかったので、今更ながらの報告です。
20230610_jacket  
 セヴラック生誕150年記念演奏会の録音をしてきました。日本セヴラック協会主催のコンサートです。
 去年(2022年)の6月16日、場所は東京文化会館小ホール(! なんかメジャーデビューした気分 ^_^;)です。
 ピアノ独奏、ヴァイオリン、歌曲と色々あってマイクの設置位置をどうしようか迷いましたが、3点吊りが借りられる、ということでバウンダリーと3点吊りにしました。マイクは勿論自作マイク、長距離引っ張っても大丈夫なアダプタを作っておいて良かったです。
 ホールの音響さんが親切で、助かりました。3点吊り、リモコンで高さと中心からの位置を数値(m)で指定できます、凄~い。ピアノを中心に考えてなるべく低めの中心より少し右側にしました(リモコン操作をやらせてもらえました)。写真に3点吊りマイクとバウンダリーが写り込んでします。
 音の取り出し口がステージ後ろとホールの後のコーナーのどちらか、ということでホール後方に出していただきました。ここが狭い。まぁレコーダーを置いておくだけなので良いのですが....。
20230611_tatenopicture  セヴラックのいろんな曲を代わる代わる演奏、トリが館野泉さんの左手による演奏でした。

 二日後に打ち上げがあって参加しました。いやぁ館野泉さんの飲むこと飲むこと、楽しげに飲む姿は良いですね、一寸飲み過ぎだと思うけど...。
 2枚組のCDセットを作成し、無事お届けすることが出来ました。

 私が無知なだけかも知れませんが、もう少しセヴラックって知られていても良いんじゃあないかと思います。「休暇の日々」とか「ペパーミントジェット」とか名前も付いているし親しみやすい曲だと思うんだけどなぁ。
 私も録音をやっていたから知ることが出来たわけで、録音をしていなかったら知らずに過ごしていたかも知れません。

2023年6月 6日 (火)

齋藤亜都沙さんピアノリサイタル(2023年5月21日)

 いつもの開成町サロンコンサートの録音です。三の丸ホールは大小二つのホールがありますが、約300名の小ホールでのコンサートです。
 齋藤亜都沙さん は国立音大ピアノ専攻科主席卒業で、ご褒美に御前演奏を行ったそうです。
20230521_1  曲目はバッハ(ケンプ編)「わが心からの望み」BWV727、ブラームス「シューマンの主題による変奏曲」、シューマン「暁の歌」、ラフマニノフピアノソナタ2番、そしてアンコールとしてグルックの「精霊の踊り」と「トロイメライ」でした。

 マイクは写真のように、ピアノの中とピアノ前の二組、それにバウンダリーとステージ上手にスタンドを立てました(これは何かあった時のバックアップ)。ほかに動画担当がホール客席内にマイクを置いて録音しています。
 聞いた感じではホールの録音は私の好みではないです。ホールの残響が多すぎてクリアさに欠けます。客席のマイクの音が実際にホールで聞いている音なのかもしれませんが、カクテルパーティー効果のように人は実際よりもピアノの音をはっきり聞いているのではないかと思います(個人の感想ですが....)。

 それぞれのマイクで録った3種類のCDから選んでいただいたところ、齋藤さんはバウンダリーマイクが好み、とのことでした。残響の少し多めのピアノ前のマイクかな、と想像して標準をピアノ前にしたのですが。

 開成町サロンコンサートは本番の前に「若い芽のコンサート」として学生(小学生から大学生までその時時によって幅があります)の短いコンサートが開かれます。今回は北柄香菜さんのピアノで 
メンデルスゾーン=ラフマニノフ「真夏の夜の夢」より「スケルツォ」 が公開されましたので貼り付けておきます。

2023年6月 4日 (日)

嵐の中録音してきました(2023年6月2日)

 台風が来ている中を西浅草まで録音しに行ってきました。
Img_0002_s  場所は台東区生涯学習センターミレニアムホール。300名くらいのホール、天井が高くてピアノ(スタインウエイ)もホールも素敵でした。
Img_0004_s  演奏は鶴澤奏さん(ピアノ)とヤンネ館野さん(ヴァイオリン)、ヤンネさんは以前録音させていただいた館野泉さんの息子さんです。
 マイクはヴァイオリンソナタ用に、センターにスタンド、少し右にバウンダリー、そして三点吊りマイク(マイクは自作の物)で録りました。ピアノ専用にピアノ前にスタンドを立てました。
 
 曲はシューベルトのヴァイオリンソナタ、シューマンの森の情景、ブラームスのヴァイオリンソナタ2番とアンコールに「メロディーのように」。
 三点吊りは、ワイヤーの長さの関係でこれ以上下ろせない、とのことで限界まで下ろしていただきましたが、少し遠く感じます。スタンドは心持ちピアノが弱い感じです。バウンダリーは逆にヴァイオリンが甘く感じられます。
 そこで、スタンドの左チャンネルとバウンダリー又はピアノ前マイクの左チャンネルを合わせたデータを作ってみました。自然に聞こえるかどうか、主催者に聞いてもらって判断してもらうことにしました。その音源を使って動画編集をしていただく予定です。

 調律しているころにホールに入って、マイクをセットした後は席についてリハーサルを聞くだけですが、広いホールで独り占めしているような感じで至福の時間です。役得々々。

2023年4月29日 (土)

以前作った簡易スピーカーにツイーターを付けてみた

 昔1個300円のスピーカーを使って試作した対向型スピーカーに、アリで買った安ツイーターを付けてみました。
20230429_sp_w_tw_1  取り敢えずつけて様子を見るだけなので写真の感じ、いい加減です。
 ネットワークは、ツイーターに 2.2μF を直列に入れただけです。
 
 で、測定してみたら......。

 測定は、まず WaveGene を使って 96kHzサンプリングで 100Hz から 40kHz までのスイープ信号を作ります。
 それをPCの出力からアンプに突っ込んでスピーカーを駆動します。いつものマイクを 50cm 離したところに設置、96kHzサンプリングで録音して WaveSpectra で周波数特性を取っています。
20230428_spf  赤がツイーター無し、青がツイーター有り です。なんかツイーター要らない? 聞こえない部分にしか必要なさそうです。コンデンサーは 1μF 以下で良さそうです。本当かなぁ。
 作ったときに全然特性を測定していないのが悪いんだけれど、周波数的にはそこそこ良さそうなスピーカーだったんですかね。

 測定結果をみると 100Hz から 2.5kHz まで2回の測定でほぼ重なっており、測定の再現性は良さそうです。
 
 折角なので 0.5μF を通して着けておこうかな、飾りとして。

2023年4月 8日 (土)

三の丸ホール(小田原)でコンサートの録音(3月18日)

 米満希咲来さんの開成町サロンコンサートの録音です。三の丸ホールは大小二つのホールがありますが、約300名の小ホールでのコンサートです。
20230407_1  曲目は、バッハ/フランス組曲4番、プロコフィエフ/ピアノソナタ第6番、プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第3番(2台ピアノ)です。 ピアノ協奏曲の伴奏をピアノでやる、という作曲家自身による編曲の2重奏です。調律が大変なんですけれどね。
 ピアノを並べて演奏する、というのでマイクの設置に悩みました。2台のピアノ、動画で見えるとおり蓋を外さす並べて演奏するので、バウンダリーやこれまでのピアノ前のマイク位置では奥のピアノの音を拾えません。手前の蓋を外してあれば設置場所も色々選択の余地があるのですが。仕方が無いので、マイクは竿を高めに設置、もう1組をバックアアップとしてステージ上手にスタンドを高く立てて設置しました。ピアノ前の高い位置で上手く録れるのを祈るのみ、です。
 結果としてまぁまぁ上手く録れたのではないかな、と思います。

 第一部がピアノ独奏(上の写真)、第2部が2重奏だったので、休憩の間にマイクを移動させて対応しました(動画参照)。

 プロコフィエフのピアノ協奏曲は初めて聞きますが、圧巻です。


 少しずつ経験値が上がっていきます。

 

2023年4月 4日 (火)

中華マイクの特性

 192kHz で録音してみました。楽器はチェンバロです。設置は適当、レベルも適当ですが、周波数特性が大雑把に比較できれば、と思って録ってみました。
20230404_mic  比較したマイクは以下の通りです。

   1.中華マイク内蔵の FET 無しカプセル
   2.秋月で購入のフォーリーブスのマイクカプセル
   3.中華マイク内蔵の FET 付きカプセル
   4.WM-61A

 データは WaveSpectra で再生してピーク(赤)を表示して比較しました。結果は左の図の通りです。
 フォーリーブスが頑張って 30 kHz あたりまで録れていますが、中華マイクは 20 kHz がやっとですね。Mic3は一寸特性がおかしいので、ひょっとしたら購入後に色々遊んでいて壊してしまったのかも知れません。
 WM-61A は偉い!!40 kHz 以上まで録れています。
 
 中華マイクは残念な結果でした。もう少しちゃんと周波数特性を......取る必要は無いかな......。ひょっとして、WM-61A は無指向性だけれども他は指向性なので、設置に問題があるのかな。仮にそうだとしても、一寸した配置の違いでこの程度の特性になるのでは(私には)使えません。

 取り敢えず、マイクケースはヴォーカル用としてフォーリーブスのマイクを入れて使うことにします。

2023年4月 3日 (月)

指向性マイクの続き(中華マイクの追加購入)

 指向性マイクが使えそうなので、ステレオ分くらいは準備しよう、ということでもう1個買ってみました。
20230403_1  大分時間が経っているのでメーカーは 別ですが、似たような形状のものです。近頃マイクのコネクタが USB コネクタのものもあるのでキャノンコネクタのモノが来るかドキドキして待っていました。
   無事キャノンコネクタのブツが来ましたが、なんとマイクカプセルが内部 FET 無しのカプセルのみのものがついていました。前回のマイクのプリント板には部品が数個しか付いていませんでしたが、今回はマイクカプセル用の FET として 2SK596、その他チップ半導体が4個載っています。しかし、....回路は怪しげですね。

20230403_2  それならばこのカプセルを生かして作ってみよう、ということでマイクに入っていた 2SK596 を使い、2SK2880 タイプのマイクアンプをつけて組み上げました。

 当然ステレオ用にもう1個ポチってしまいました。まぁマイクホルダー他(いらない)パーツが一杯あって、マイクのケースもあってこの値段(約1.5枚)なら良いか、ということで。 
 さて、ポチったもう1個、同じモノが来るか、博打です(今チェックしたら既に売り切れてアクセスできませんでした。メーカー名で探したら5割アップの値段が付いていました)。

より以前の記事一覧