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マイク作製

市販のエレクトレットコンデンサーマイクを使った自作マイクの作製記事関連

2022年12月 7日 (水)

開成町でピアノの録音(12月3日)

 西湘サロンコンサートの録音です。吉田サハラさん、何度か録音させていただいています。
20221203_1  今回はシューマンの交響的練習曲とリストのピアノソナタロ短調です。
 パワフルで圧倒されます。途中で調律が外れてしまったのが残念、しかし素晴らしい演奏だったと思います(素人の私が聞いても調律がずれているのがわかるのだから演奏家は相当気になったでしょうね)。
 この演奏の聴衆が30~40人というのがもったいない。

 動画も同時に撮っているのですが、こちらはホール後方とステージ上手から顔が映るアングルと手と鍵盤を狙っています。

 マイクはバウンダリーとピアノ前のスタンド、それとステージ上手に高めのスタンドを立てました。その他にSさんが客席最前列に無指向性と指向性マイク(A月で売っている四つ葉のマイク)を立てて録音しました。
20221203_2  上手のマイクは聞いた感じピアノが遠くに聞こえて使えません。バウンダリー(最新版、フェルトの色を変えてあります)が一番バランスが良かったと思います。

 シューマンの交響的練習曲は遺作付き、ということで、CD作成の際の曲の分割方法を確認するために楽譜を見ながら聞いていたら、途中から追っかけられなくなってしまいました。よく見たら、最後に遺作を演奏するのでは無くて途中に挟み込むんで演奏していたんですね(そういう慣習なのか、彼独自の演奏なのか知りませんが)。

 さて、CDを作ってケースの在庫を見たら......無い! とうことで買おうとしたら値段が5割も上がっている! 早く買っておけば良かった。
 マイク用のケーブルも値上がりしているし、スタンドのケースも値上がりしているし、困ったもんです。

2022年11月24日 (木)

バウンダリーマイク三代目(その2)

 フェルトを貼り付けた状態が左の写真です。
Dscn5890_s Dscn5891_s  裏はシールド用の銅箔が見えています。フェルトは取り換えられるようにしました。ステージに合わせて色を変えることができます。ケーブルは少し細めの4線シールドケーブルを使っています。
 右は表面に貼り付けた鉛板が見えるようにフェルトを剥がした状態、0.5 mm の鉛板を2枚重ねています。ケーブル抜きで 150 g くらいです。

20221115_boundary_mic_3v  各部の電圧を測定してみました。電圧はケーブルが長いときに使うアダプタを入れないときと入れたとき(カッコの中)と両方表示してあります。カプセルの FET にかかる電圧がアダプタの有無にかかわらず一定で気持ちが良いです(実は R8/R9 には 47 k を使っていましたが、2SK170 の Vds がアダプタを入れたときに小さくなるので 33 k に変更しています)。

2022年11月23日 (水)

バウンダリーマイク三代目

 コンサートの録音で知り合った録画担当のHさんにバウンダリーマイクをお貸ししたら、返ってきそうにないので3台目を作ることにしました。
   チップ部品用のプリント板を使っても良いのですが、余っているディスクリート部品を使って別回路を作ることにします。
 これまで通り合板に鉛板を貼り付ける形で、少し小振りの直径 100 mm で作ります。
20221115_boundary_mic_3
 ということで回路は左の通り、カプセルにかける電圧は、Q5 の定電流源と R10 で決めます( R10 を適当に決めて R9 で電圧を調整します、逆でも良いけど....)。差動部分の電流は、Idss が 1.5 mA くらいの FET があったのでそれを使って定電流源としました。 入手困難な部品ばかりですが、在庫処分を兼ねています。
 おまけとして差動部のソースに抵抗を入れ、ゲインを変えられるようにしました(ノイズ的には不利かなぁ)。

Dscn5885_s Dscn5883_s
 なるべく薄くしたかったのですが、やはりディスクリートで組むとそこそこの厚さが必要でした。3 mm / 6 mm / 3 mm の3枚重ね一番上に鉛板を貼り付け、フェルトのカバーを付けます。回路が入る周辺に銅箔テープを貼ってシールドします。ダイソーのジェルの様な滑り止めをフニャフニャの足にして床の振動が伝わらないようにします。

2022年9月20日 (火)

PIANO STUDIO FIX 立川で録音(8月11日)

 『岡林 亜沙美(クラリネット)・岡林 麻里子(チェロ) &倉田 莉奈(ピアノ) ~街の歌~ 室内楽コンサート』を録音してきました。
20220811_fzo609dacamytag 20220811_dscn5767 20220811_dscn5769  倉田さんからのお話しで、ピアノスタジオフィックス立川での録音です。元々はシェア奥沢クラシックサロンでの演奏会で、そこでは録音も付随していたのですが、事情があって演奏会場が変更になったため録音に向かいました。50人~80人くらいのホールです。あちらこちらにこういうホールがあるんですね。今回は、映像用の録音ということでCD作製はありません。
 バウンダリーと低いスタンドを立てました。吊りマイクが付いていたので、それも録音しておきました。
 
 バウンダリーはクラリネットとチェロの音が生々しく録れていますが、ピアノが少し遠い感じがします。ステージ前のスタンドはもう少しバランスが良いかな。ホールのマイクは少しホールトーンが多く遠い感じがします。マイクの性能より設置位置が重要、と言うことかな?

2022年9月 5日 (月)

一寸長めのマイク(その2)

 特性を確認してみました。(......今更?)

20220904_45cm_mic_amp2_  回路は図の通りです。元々は R8/R9 として 68 k がついていましたが、測定の結果 43 k に変更しました。カスコードの FET の Vds が小さめなため、内部回路に与える電圧を上げるためです。
 表は、左から R8/R9 の抵抗値、コネクタの電位(XLR2/3)、R1 のカプセル側の電位、Q1のソース電位、マイクカプセルの FET にかかる電圧、C4 にかかる電圧、Q1のドレインの電位、Q1 の Vds、R2 にかかる電圧、です。
 68 k のとき、Q1 の Vds が 5.5 V と小さめなので、アダプタを付けるとさらに小さくなることから 43 k に変更しました。
 43 k の下の段はアダプタを付けたときの電圧などです。アダプタは空中配線で作ったもの(抵抗値が 1 M/300 k)と、プリント版で作ったもの(抵抗値が 1 M/220 k)の違いです。
 カプセルの FET にかかる電圧は、R8/R9 を変えても、アダプタを付けても両方とも 3.5 V 前後と変わらず、気持ちが良いですね。
 ほぼ同じ感度のマイクカプセルを使ったのですが、Idss がかなり違います。マイク1は 0.39 mA、マイク2は 0.33 mA です。まぁカプセルの動作条件(Q0 の Vds)は変わらないので良しとしておきましょう......。

2022年9月 3日 (土)

マイクカプセル内部のFETの特性

20220903_2sk123_idss_datasheet  マイクアンプの最新の回路はマイクカプセル内部のFETの Vds を一定になるようにしています。
 内部のFETは 2SK123 と思われますが、データシートでは図のような特性になっています。
 直線性の良いところを使いたいのですがどの程度の電圧を与えれば良いか、悩ましいところです。
 現在は 3 V 以上を目指して選別していますが、もっと大きくしたい気もします。

 実際どの程度なのか(1個だけですが)測ってみました。
 その結果が下の図です。
 測定は、推奨使用方法で全体の電圧を変える事で行い、マイクカプセルにかかる電圧と流れる電流(負荷抵抗にかかる電圧)をプロットしています。

20220903_2sk123_idss_2_20220903103901  これを見るとデータシートより低い電圧まで直線性が良さそうです。
 なるべく高い電圧をかけたいところですが、無理して高電圧をかけなくても 3 V 程度でも良さそうな感じですね。

 WM-61A の推奨使用方法だと、カプセルにかかる電圧が 1 V 前後なので、データシートの通りの特性だと気持ち悪いですが、今回の測定結果だと、まぁ........それでも微妙なところで使うことになります。

2022年9月 2日 (金)

一寸長めのマイク

 ベーゼンドルファーを置いてあるホールの調律師が、ピアノの中の響きが一番良い(蓋と弦の間あたり)とおっしゃったので、そこにマイクを持っていくために少し長めのマイクを作ることにしました。
Dscn5783_s  回路もほぼ固まってきた(2SK879GR 2段重ね)ことでもあり、折角なので在庫が少ない WM-61A を使うことにしました。
 カプセルの感度測定を改めて行いましたが、非常に感度のいいものから悪いものまでありました。今回はほぼ標準品。
 同じ感度のはずなのに出来上がりの感度が違う............よく見たらイモはんだでしたorz(古い?)。
 気を取り直して修正、出来上がりは写真の通り、短いのが全長 155 mm標準品が 255 mm、今回のが 455 mm でした。

 これで、スタンドをピアノの外に置いたままマイクカプセルをピアノの内部に持って行けそうです。

2022年8月19日 (金)

8月11日立川フィックスホールで録音

 立川フィックスホールでピアノ、チェロ、クラリネットの三重奏。
Dscn5768_s  ホールはビルの7階、古いスタインウエイのセミ(?)グランド。大きさはmax80人くらい(写真はリハーサル風景。バウンダリーマイクとスタンドが映り込んでいます)。
 全回の録音で DR-100mk3 のUSBコネクタが破損したので、ZOOM F6でバウンダリーとスタンドを録りました。
 ホールのマイク(AKG C414、指向性は不明)のアウトプットはホール後方の機器ボックスなので、そちらはDR-70で録音。
 バランスから奏者はスタンドを選ばれました。動画撮影はSさん。
 
 前回の7月24日の録音でスタンドの許可を得たので、調子に乗って今回もステージ直前にスタンドを立てて録音しました。
 マイクを細くしたので、あまり障害にならないようです。

2022年5月24日 (火)

マイク改造(2022年版)その7

 2SK246BL バージョンを作製しました。
 2SK246BL の Idss の大きいモノは、エビさんから分けていただきました、ありがとうございます。

20220525_mic_amp_h246bl  図の抵抗値で作製しましたが、マイクカプセルにかかる電圧は 3.9 V 程度に抑えられたため、(R1 の電圧が 6.6 V / 6.8 V ですから)電流は 0.3 mA 程度になっています(前回の測定では 0.35~0.45 mA だったのに少し変ですが....、温度の影響かな....)。
 カスコードの FET に 15 V くらいかかっているので、もう少し抵抗値を調整できそうです。
 以前は耐圧 35 V のコンデンサを使ってましたが、今回は耐圧 50 V なのでコンデンサにかかる電圧を気にする必要がありません。
 ということで、ソースフォロアの抵抗値をなるべく大きく、と言う方向で、R1/R2 を 22k から 33k に、R8/R9 を 58k から 47k に変更しました。

2200524_img_2678  R1 にかかる電圧は約 10 V、キャノンコネクタの電位は 約 42 V、コンデンサにかかる電圧は 34 V、カスコードの FET にかかる電圧が 10 V 程度、とかなりバランス良くなったように思います。

  このマイク、部品点数も少なくて最終版のような気がするのですが、部品の入手性が悪いのが残念、2SK879V、せめて2SK879BL なんてのがあると最高なのですが......。
 

2022年3月31日 (木)

マイク改造(2022年版)その6

 ついでにマイクカプセルの Idss を計り直してみました。
 今回の変更でマイクカプセルにかかる電圧は 3 - 4 V くらいになるので、Vds = 3.5 V でどの程度の電流になるのか確認しました。
 結果は20個測って、平均:0.42 mA、σ:0.034 mA、max:0.48 mA、min:0.36 mA でした。一声 0.35 - 0.50 mA ですね。
20220309_mic_amp_4_v4
 部品の耐圧の制限から、内部の電源電圧( C4の両端の電圧)が 35 V 以下、C1 にかかる電圧が 25 V 以下の条件で R1( /R2 )、R8/R9 を選んであげる必要があります。
 マイクカプセルの Idss が 0.42 mA のとき、(青字の電流を見込んで)目の子で図の数値くらいになります。
 この回路は 2SK879GR 2段重ね( Q1/Q4 )ですが、2SK246BL バージョンは R10 が無いことにより電流が減るので R8/R9 をもう少し大きくする必要があります。
 マイクカプセルの電流が大きい方は余裕があるのですが、小さい方は R8/R9 を大きくするなどの調整が必要かも知れません。後は作って様子を見てみますかね。

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